No.26 あんたはほんっと男腹なのね②

男の子3人…何か悪いだろうか?

とても可愛い子供達だった。


ただ3人の子育ては大変な事も確かに多く、単純に親として、してあげられなかった部分はあったかも知れない。

でも精一杯の愛情で育ててきた。



S__742572044

S__742572045

S__742572047

S__742572048

S__742572049

S__742572050

S__742572051

S__742572052

S__742572053






出産準備の観点からは事前に分かる方が効率的なのかも知れないが、1人目2人目は産まれた時に“男の子ですよ”と、初めて知ったし、その感覚でいたので、“先生教えてくれなくてよかったのにー”と思った部分もあったが、男の子3人!賑やかになるなーと、楽しみになった。



女の子がどうしても欲しかったら、3人目産みたいとはならなかったし、単純に子供3人が希望だったので性別に対して“女の子!”という思いは微塵もなかった。




産まれるまで知りたくない?というか、産まれてきてくれた時に…と思っていたけれど、三男誕生がわかったので私としては準備も含めて楽しみに佳き日を待とうという思いで過ごしていた。




3人目男の子…は正夫も喜んでいたが、鬼ジジババに“お腹の子は男の子だってー”と、伝えると鬼ババはとても落胆していたらしい。

産まれてくる子供に対して失礼極まりない!




それ以来、鬼ババは“あんたはほんっとに男腹なのね”を繰り返した。



階段を下りていくと鬼ババは2階の扉を開けて



“あんたはほんっとに男腹なのね”


“なんで男腹なの?なんでよ?”


“男の子3人…はぁっ、なんで女の子じゃないのよ”


“男腹、そんな男しか産まないなんてある?”


等々、鬼ババはお腹に顔を近づけて言ってきた。


身重の体で階段を駆け下りる訳にはいかない。


私自身3人息子は喜ばしい。でも酷い言葉の暴力を受け続け、ストレスになった。


鬼ババからの


“ほんっとあんたは男腹なのね”

は、妊娠期の私を苦しめ続け、産むまでそれは続いた。







↓読者登録して更新通知を受け取る↓